おはようございます。
昔のカードの山をなかなか手放せない私こと、ダージ99と申します。
カードゲームの大会ってありますよね。
オンラインではなく、カードショップなど現実の店舗などで行う方です。
私は若かりし頃、カードの大会に出るのが趣味だった時期がありました。
様々な種類のカード大会やその他イベント(講習会や新カード発売記念イベントなど)のために、あっちこっち足を運んで参加していたのです。
知らない人と対戦・トレードできるし、大会ならではの緊張感もあるし、大会限定カードがもらえることもある(むしろそれ目当て)。
まあ、周りの知り合いが全員がOCY(俺、カードやめるわ)してしまい、人と対戦するためにはカードのイベントに参加するしかなかったというのもあります。
カードゲームの大会って、最高だな!って思っていた時代が私にもありました。
しかしながら、やがて色々な理由から「もう、行くのやめよう」と心に誓ったのです。
今回はその色々な理由について書きます。
理由その1:ソロ参戦がつらい
始めて行った店で、
自分以外の参加者全員がその店の常連で互いに顔見知りの中、
新規に一人で参加することに、苦痛を感じるようになりました。
特に小さい店。
小さい駅から徒歩数分とかバス1本くらいのところにある店です。
そこのデュエルスペースでは、だいたい常連の集団が我が家のごとく居座っているんですよ。
そこにはまさに悪い意味で「アットホーム」な雰囲気があります。
コミュ障の私は、このような中で一人で参加すると、とても居心地が悪いのです。
だって考えてもみてください。
自分以外の周りのプレイヤー全員が友達同士なので、ゲーム中に大声で雑談するんです。
肩身が狭い、耐えられない!
デュエルスペースも狭いので余計にそう感じますね。
大会の参加者がほぼ毎回同じメンバーのようなので、私のような余所者は奇異な視線にさらされます。マジキツイ。
それでも若い頃はほとんど気にしなかったんですけどねー。
なんか途中から急に居心地の悪さを感じてしまい、それ以降、小さい店舗の大会にはあまり寄りつかなくなりました。
理由その2:試合の雰囲気が嫌
もう10年以上もカードの大会に参加していないので、今もそうなのかは分かりかねますが、
私はカードゲームの試合独特の、異様な雰囲気が苦手でしたね。
○よくある試合開始時の会話の一例
「よろしくお願いします。」「よろしくお願いします。」
「ドローします。(ペラッ)○○を使いたいです。(ペチッ)」「はい。」
「○○を召喚します。(ペチッ)」「あっ、それはこれで破壊します。(ペチッ)」「はい。」
「ターン終了します。」「じゃあ僕のターンで。ドローします。(ペラッ)」
何ですか、これ・・・?いったい何の打ちあわせをしているのでしょうか?
当時の自分に問いたい。
この問答の何が楽しいのか。NA☆NI☆GA、楽しいのか!(個人的意見です。)
もちろん現実がアニメや漫画のようにいかないのは理解していますが、
もともとはアニメや漫画のようなデュエルに憧れてカードゲームを始めたのです。
これはちょっとねぇ~。
あくまで私の好みなのですが、カードは家で知人とやる分には、ふざけてアニメの真似とかしたりして楽しめるのですが、
あまり親しくない人達とのガチ試合はあまり楽しめないことに気が付きました。
理由その3:デジタルカードゲームの台頭
技術が進んでちゃんとしたデジタルカードゲームが出てきたことで私は
「ああ、もう自分の人生でリアルカードゲームをやることはないだろうなあ」
と悟りました。
ここでいう「ちゃんとしたデジタルカードゲーム」というのは、リアルカードゲーム並の複雑なルールがあり、オンライン対戦ができるデジタルゲームのことです。
10年ほど前、初めて「遊戯王ONLINE(サービス終了済み)」をやった時、私の中に衝撃が走りました。
面倒なカード効果の処理を、コンピューターが全自動でやってくれるなんて!
すごく、便利、すぎる。
ドロー、破壊、除外、シャッフル、ポイント計算など、機械が全部やってくれるので、
・ゲーム中に誤って間違った効果処理をして 試合中に気まずい空気が流れる
・デッキからカードを抜き出す効果などを使用する度に、シャッフルした上に相手にカットをしてもらわなければならない
・負けそうな試合中、対戦相手のデッキ自慢を聞かされる。
・イカサマ
というようなことが無くなります。
前に、たしか『デュエルマスターズ』のアニメの最初の方で、主人公が対戦中にうっかりルールを間違えてしまい、ライバルがブチ切れて試合を中断したというような鬱シーンがあったような気がします。(しかもギャグではなく結構シリアスな対戦で)
あんな悲劇は起こしてはなりません。
そしてネット対戦で家にいながら人と対戦できます。
カードゲームに限った話ではありませんが、まったく知らない人と気軽にこんな複雑なルールの対戦ができるなんて、便利な世の中になったもんです。
さらに、自分の部屋で一人でプレイしていれば、思ったことを叫び放題、つぶやき放題。
部屋で一人、デジタルカードゲームをやっている時、
「俺のターン!」とか「○○召喚!」とか「おのれ・・・!」とブツブツ言っているのは私だけではないはず。
ここまでいたれりつくせりなのに、なぜリアルのカードゲームをやる必要があるのか。
もう『遊戯王オンライン』はありませんが、当時よりオンラインゲームやスマホゲームが普及したおかげでさまざまなカードゲームがデジタルで遊べます。
例えば近年では、
シャドウバース(最近やってないけど・・・)、ハースストーン(やったことないけど・・・)、コードオブジョーカー(終わっちゃったけど・・・)などがありますよね。
終わりに
子供の頃はよく知り合いと一緒に大会に出ていたのですが、年齢を重ねるにつれ、周りの人達はじょじょにOCY(俺、カードやめるわ)していき、10代後半頃になると、大会にはいつも一人で参加するようになっていました。
それでも一人でいろんな大会に参加していたのですが、上記の理由で行かなくなってしまったわけです。
私がリアルカードゲームを続けていたのは大会出場のためというのが大きかったので、
私はこの機に、リアルカードゲーム自体を完全にやめてしまいました(アーケードは別)。
あれから10年以上経ちました。
実のところ私は、デジタルカードゲームがあるにもかかわらず、リアルカードゲームが未だに流行っているのが少し不思議なのです。
やっぱりカードゲームアニメの存在が大きいのかと思います。
私も好きで、カードゲームアニメはよく観ますから。
あとはやっぱり、カードを触れるということでしょうね。
例えば自分の手でシャッフルしたり、物理カードをピシッと置くのはリアルカードゲームでなければできません。
そういうのが楽しいという気持ちは私にも分かります。
『遊戯王』に出てきたデュエルディスクを大型化したような、物理カードを使用するアーケードゲームが出てきたら私もやってみたいと思うかもしれません。